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財産と命を守る「防犯性の高い住まい」を
警察庁のデータによると、2019年に発生した住宅を対象とした侵入窃盗被害件数は、28,936件にものぼりました。
これは1日あたりに換算すると、約79件もの住宅窃盗被害が発生していることになります。
また、侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建住宅が43.9%と最も多くなっています。
(*警察庁「住まいる防犯110番」より)
現金や預金通帳・貴金属など大切な金品が盗まれるだけではなく、パソコンを盗まれると個人情報も盗まれてしまうことに。さらに、空き巣と鉢合わせになると、強盗に変身し脅されて身の危険を覚えるリスクも伴います。
家族みんなが安心・安全に暮らすために、防犯対策の強化はとても大切です。
防犯対策のためには、外構の作り方にも工夫が必要ですし、さらに防犯上で弱い部分を補助する防犯機器も積極的に取り入れなければなりません。毎日を安心して暮らせるようにするため、わが家の防犯対策に取り組みましょう。
●ドアはツーロックが基本
空き巣の侵入経路として多いのが、ガラス破りで36.9%。とはいえ、無締まりが46.5%とガラス破りを上回っており、カギをかけないという防犯危機のなさが問題となっています。
ガラス破りの手口はガラスをハンマーなどで割り、あけた穴から手を入れて錠のサムターンをはずす方法です。それを防ぐには、中に強靱な中間膜が入っており、ガラスを割ることができなくなる防犯合わせ複層ガラスを使用すること。侵入に手間取って5分以上かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかるとほとんどの侵入者はあきらめてしまうといいます。そのためには、メインロックひとつだけではなく、サブロックも取りつけ、侵入に時間がかかるようにしましょう。
ふたつのロックをはずすには10分以上かかることもあり、侵入をあきらめさせる効果が非常に高いといえます。
●外構は侵入しづらい作りにする
以前の日本の住宅はまわりを塀でグルリと囲み、中の様子が見えない外構が主流でした。一見すると侵入を拒んでいるようにも見えますが、いったん中に入ってしまうと隠れる場所がたくさんあるため、逆に犯罪を起こしやすい作りともいえます。
窃盗犯罪を防ぐには、できるだけ近所の人や通行人の目にふれやすい場所にすることが大切。リフォームでオープンスタイルにして、ある程度見通しが良い外構にした方が侵入者を発見しやすくなります。門扉、塀、フェンスなどは奥が見通せるデザインのものを選ぶようにしましょう。
音によって侵入者が来たことを知らせるのもひとつの方法。そっと歩いても大きな音が響く防犯用の砂利も発売されています。リサイクルガラスを使った砂利で、家のまわりに敷いておけば、侵入者は音の大きさに驚いて退散していきます。
ガーデンをライトアップで演出して、防犯対策にもなるのがガーデン灯。最近は、ほとんどの照明がLEDなので朝までつけていてもあまり電気代が負担になりません。低電圧で使えるものやソーラーパネルで充電できる照明も揃っており、コストが抑えられるようになりました。
●防犯設備で防犯性を高めよう
空き巣の侵入経路は窓ガラスだけではなく、玄関ドアや勝手口ドアから侵入するケースもあります。ピックと呼ばれる特殊な工具を使ってドアの錠をあっという間に開けてしまうピッキングは、1分もかからず侵入されてしまいます。リフォームでピッキングに対応した錠を取りつけるようにしましょう。開錠情報を記録したカードを使用し、ドアにかざすだけで開錠できるタイプは、ピッキングができないのでおすすめです。
建物への侵入犯罪の防止を図るため、警視庁、国土交通省、経済産業省の省庁および、日本サッシ協会、日本ロック工業会などの民間団体が参加している官民合同会議にて、玄関ドアや鍵、窓などを対象に防犯性能が高い建物部品として認定する「CP認定部品(防犯建物部品)」があります。CPマークの認証を行っており、その数、17品目約3,300種類以上。防犯リフォームの際は参考にしてください。
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