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【2024年最新版】内窓リフォームに使える補助金制度まとめ!要件や期限を詳しく解説

「窓辺から熱気や冷気が入ってきて快適な生活ができない」
「エアコンの電気代が高くて困っている」
「ペット飼育のための温度管理が大変」

このようなお悩みはありませんか?
室内の温度を変動させる原因の多くは窓にあり、夏は約7割の熱が窓から入り、冬は約6割の熱が窓から逃げると言われています。

環境に配慮しながら省エネで快適な生活を実現するには、内窓(二重窓)を設置するリフォームが最適ですが、内窓(二重窓)のリフォームにはまとまった費用が必要です。近年の物価高も影響し、なかなか実行に移せないという方も多いでしょう。そんなときに活用したいのが、国や地方自治体の補助金制度です。

本記事では、2024年の内窓リフォームに使える補助金制度を詳しく紹介します。住まいを快適にするリフォームをお得に実施したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

【国】2024年の内窓(二重窓)に使える補助金制度

2024年現在、内窓(二重窓)のリフォームの際に活用できる国の補助金制度は、以下の4種類です。

・先進的窓リノベ2024事業
・子育てエコホーム支援事業
・既存住宅の断熱リフォーム支援事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業

上記4つの補助金について、下表に概要をまとめました。

【内窓(二重窓)のリフォームに活用できる国の補助金制度一覧】

それぞれの特徴をふまえ、詳しく解説します。

先進的窓リノベ2024事業

「先進的窓リノベ2024事業」とは、断熱性の高い窓やドアへの改修によって以下の4つを実現させることを目的とした環境省の事業です。

・エネルギー費用負担の軽減
・健康で快適な生活
・CO2排出削減
・関連産業の競争力強化と成長

先進的窓リノベ2024事業の概要は下表のとおりです。

【先進的窓リノベ2024事業の概要】

既存住宅とは、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅です。建築から1年未満の住宅は対象とならないので注意してください。また、対象工事は内窓(二重窓)の設置だけでなく、ガラス交換や外窓交換(カバー工法・はつり工法)、玄関ドア改修も対象です。内窓の設置では、その断熱性やサイズにより1箇所につき23,000円から112,000円の補助金額が設定されています。

補助金申請の締切は予算上限に応じて公表されます。現在の予算に対する補助金申請額の割合は、公式サイトにて確認可能です。予算が無くなり次第補助金は終了となるので、検討されている方は早めの工事依頼をおすすめします。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「先進的窓リノベ2024事業」公式サイト

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、エネルギー価格や物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯などが、省エネ性能の高い住宅の新築や省エネ化リフォームする際に支援する国土交通省の事業です。2050年のカーボンニュートラルの実現を主な目的としています。

内窓(二重窓)のリフォームも住まいの省エネ性能を高めるとして、制度の対象となっています。子育てエコホーム支援事業における内窓リフォームの具体的な内容は以下のとおりです。

【子育てエコホーム支援事業の概要】

【子育てエコホーム支援事業の補助上限額】

※売買契約が令和5年11月2日以降で額が100万円(税込)以上、契約日より3ヶ月以内にリフォーム請負契約を締結する場合に限る

子育て世帯とは、申請時点において2023年4月1日時点で18歳未満の子を有する世帯を指します。また、若者夫婦世帯とは、申請時点において夫婦であり、2023年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下である世帯のことです。

なお、申請額が予算の上限に達した時点で終了となります。現在の補助金申請額は公式サイトにて確認可能ですが、なるべく早いリフォーム着手がおすすめです。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「子育てエコホーム支援事業」公式サイト

既存住宅の断熱リフォーム支援事業

既存住宅の断熱リフォーム支援事業は、省エネ効果のある建材を使用した高断熱化リフォームを支援する国土交通省の事業です。断熱材、ガラス、窓、玄関ドアを高断熱仕様にすることで補助対象となります。
住宅の断熱性能に課題を抱える人におすすめの制度で、コストを抑えて内窓(二重窓)リフォームするのにも最適です。

既存住宅の断熱リフォーム支援事業の内容は以下のとおりです。

【既存住宅の断熱リフォーム支援事業の概要】

この制度では、住まい全体を対象とした「トータル断熱」と、居間を中心とした「居間だけ断熱」に分けられており、どちらかを選んで申請することができます。
また、高性能建材とは、15%以上の省エネ効果が見込まれる断熱材や窓、ガラスなどの建材のことで、内窓(二重窓)のリフォームで補助金を申請するには、指定の対象製品を使用しなければなりません。

公募期間が細かく分けられており、着工前の事前申請が必要となります。あらかじめ要件などをチェックしたうえで、早めの申請をおすすめします。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」公式サイト

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅や住宅ストックの長寿命化を支援する国土交通省の事業です。適切なメンテナンスによって、既存住宅の質の向上や子育てしやすい環境の実現などを主な目的としています。

住宅の性能向上や複数世帯が同居しやすい住宅、子育てしやすい環境整備のためのリフォーム工事、インスペクション(現況検査)などが対象です。内窓(二重窓)のリフォームも、性能向上リフォームの一部として実施することで補助対象となります。

【長期優良住宅化リフォーム推進事業の概要】

補助額はリフォーム工事に係る補助額とインスペクションなどに係る補助額の合計金額です。

ただし、1申請あたりの補助金額が10万円以下となる場合は、補助の対象から外れるので注意してください。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」公式サイト

【地方自治体】2024年の内窓(二重窓)に使える補助金制度

内窓(二重窓)リフォームの際に利用できる補助金は、国の事業だけではなく地方自治体の制度もあります。ただし、自治体の補助金を利用する際には、申請のタイミングやほかの補助金との併用などにも注意しなければなりません。

ここでは自治体の補助金を利用する際の注意点について解説し、例として東京都と神奈川県の補助金を紹介します。

自治体の補助金を利用する際の注意点

自治体の補助金や国の補助金を受ける際には、以下のような点に注意しなければなりません。

申請のタイミングや期間
申請できる人の条件
指定事業者の確認の有無
補助金を受け取る条件
ほかの補助金との併用の可否

それぞれの事業には予算上限があったり、申請期間が決められていたりするので、各事業の詳細をよく確認しましょう。

また、内窓(二重窓)のリフォーム完了後、完了報告をしなければ補助金が交付されないこともあるので、住宅会社などと連携を取りながら進めることが重要です。

自治体の補助金は、国庫を財源としていなければ国の補助金と併用できる可能性があります。たとえば、東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」や神奈川県の「既存住宅省エネ改修事業費補助金」は、国の補助金との併用が可能です。

【東京都】「既存住宅における省エネ改修促進事業」

東京都の既存住宅における省エネ改修促進事業(災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業)は、既存住宅の高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽などへのリフォームに対する助成制度で、内窓(二重窓)のリフォームにも適用されます。既存住宅における省エネ改修促進事業の詳しい内容は以下の通りです。

【既存住宅における省エネ改修促進事業の概要】

リフォームに使用する窓やガラスは、国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金または脱炭素化産業成長促進対策費補助金において、登録されている製品が対象となります。

当事業は年度をまたいで継続的に実施されていますが、年により要件や助成内容が変わる可能性があります。現在の事業要綱を細かくチェックしたうえで、不明点があれば担当窓口や住宅会社などに相談してみましょう。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「既存住宅における省エネ改修促進事業」公式サイト

【神奈川県】「既存住宅省エネ改修事業費補助金」

神奈川県の既存住宅省エネ改修事業費補助金は、省エネルギー化及び太陽光発電設備などの導入を促進する事業です。各家庭において、既存住宅の省エネ改修工事にかかる費用を補助します。

内窓(二重窓)のリフォームも省エネ改修工事に該当するため、指定さの対象製品を用いれば補助を受けられます。補助対象製品は、国の補助金で対象製品に登録されている窓やガラスなどです。

【既存住宅省エネ改修事業費補助金の概要】

耐震性を確保した住宅とは、現行の耐震基準に適合した建築物を指します。ただし、1981(昭和56)年6月1日以降に建築確認を得て着工した住宅であれば問題ありません。また、現行の耐震基準に適合させるリフォームを行った住宅も対象となります。

7月2日時点で申請額が予算額の50%に達しています。予算額に達した場合は早期終了の可能性もあるため、神奈川県内で内窓(二重窓)のリフォームを予定する方は、早めに検討を進めましょう。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
「神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金」公式サイト

まとめ|補助金制度を利用した東京都・神奈川県でのリフォームは旭ハウジングへ

本記事では、内窓(二重窓)リフォームの際に利用できる補助金制度について紹介しました。補助金制度には環境省や国交省など国の事業と、地方自治体による事業があります。

国の補助金と地方自治体の補助金は併用できる場合もあるので、検討する際には条件をよく理解してください。ただし、補助金制度は公募期間が決められており、予算に達し次第早期終了の可能性があるため注意が必要です。現在、内窓(二重窓)リフォームを検討している方は、役所窓口や住宅会社へできる限り早めに相談し、必要な手続きを進めていきましょう。

旭ハウジングでは、内窓(二重窓)のリフォーム以外にも、各種補助金を活用したリフォームを積極的におすすめしています。「補助金を使ってできるリフォームにはどんなものがあるの?」「補助金でどれくらいお得になるの?」など、興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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