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【工事不要から本格設置まで】戸建て向けおすすめ宅配ボックスの種類と選び方のポイント

宅配ボックスに荷物を入れる配達員

共働き世帯が増えるなど、ライフスタイルの変化によって、宅配ボックスの需要はますます高まっています。新築戸建て住宅では40%前後が設置されている一方、既存の戸建て住宅の設置率は約18%と低いのが現状です。

必ずしも宅配ボックスが必要ないと考える方もいるかもしれませんが、荷物の受け取り時間を気にせず、再配達の手間も省ける宅配ボックスは、日々の暮らしを快適にするためのツールといえるでしょう。この記事では、後付けできる戸建て向けの宅配ボックスの種類と選び方のポイントを解説します。

宅配ボックスのメリット

荷物を受け取った女性

まずは、戸建て住宅に宅配ボックスを後付けするメリットから整理してみましょう。

再配達問題の解消

戸建て住宅に宅配ボックスを設置することで、荷物の受け渡しがいつでも可能になり、配達業者と利用者の双方の手間を省けます。

ネットショッピングの利用者が年々増加していると同時に、再配達を依頼するケースも増加しています。再配達は、申し込む手間や受け取る時間の調整が必要になるだけでなく、宅配業者の仕事も増やしてしまいますが、宅配ボックスを設置すればこれらの問題を一挙に解決できます。

セキュリティリスク軽減

盗難のリスクやプライバシーの観点から、置き配サービスに不安を感じる方も少なくありません。宅配ボックスがあれば、こうしたリスクや不安を軽減し、安心して荷物を受け取れます。

宅配ボックスの種類によっては、暗証番号やキーロック式など、セキュリティ対策が施された、より安心して利用できるようなものもあります。さらに、宅配ボックスを利用すれば、荷物の内容や受取人の情報が外部から見えないため、個人情報の漏洩リスクを軽減できるのもメリットです。

いつでも受け取れてストレスフリー

宅配ボックスがあれば、再配達の手間を省き、好きなタイミングで荷物を受け取ることが可能になります。例えば、日時指定の荷物が届く日も宅配ボックスがあれば、受け取り時間を気にする必要はありません。

また、小さな子どもがいる家庭では、インターホンや玄関対応に追われることがなく、授乳中やおむつ替えなどで手が離せないときも、荷物を受け取れます。

集荷も可能

宅配ボックスに荷物を入れておけば、集荷してくれるサービスもあります。例えば、フリマアプリで商品を売ったり、オークションで落札されたりした商品を送りたいときに、わざわざコンビニや営業所まで荷物を持って行かずとも荷物を発送できるというわけです。

ただし、すべての宅配ボックスが集荷に対応しているわけではありません。また、宅配ボックスからの集荷には対応していない業者や、一部取り扱い不可の荷物もあるため、事前に方法を確認しておくとよいでしょう。

戸建て向け工事不要で設置できる宅配ボックス(据え置き型)

ポスト一体型の据え置き型

据え置き型宅配ボックスとは、玄関ポーチや軒下など、屋外の地面に直接置いて使用するタイプです。プラスチックなどの簡易的なものと、金属製の大型のものに分けられます。
どちらも工事不要で設置できるため、戸建て住宅での導入ハードルを下げ、手軽に宅配の受け取り環境を改善できます。

メリット

据え置き型の宅配ボックスを導入するメリットを確認してみましょう。

・工事不要で簡単に設置可能
・簡易的な盗難防止機能も備えている
・導入費用が安価

多くの据え置き型宅配ボックスは、箱から出して設置場所に置くだけで使用可能です。工事不要で手軽に設置できるため、使用開始までがスムーズです。

また、ワイヤーやチェーンで固定できる盗難防止機能を備えた製品を選べば、宅配ボックスごと荷物を持ち去られるリスクも軽減できます。金属製の製品であれば、盗難リスクも下がるでしょう。

工事が必要なタイプに比べて、比較的安価で購入できるため、導入コストを抑えたい方にもおすすめです。まずは宅配ボックスの便利さを体験してみたいという方にも向いているでしょう。

デメリット

据え置き型の宅配ボックスは、手軽に設置できる反面、デメリットもいくつかあります。

・工事が必要なタイプに比べるとセキュリティ面が脆弱
・設置場所が確保しにくい
・大きな荷物や複数の荷物には不向き
・デザイン性があまり高くない

まず、盗難リスクが挙げられます。プラスチック製の簡易的な宅配ボックスは、ワイヤーやチェーンで固定しても持ち去られるリスクがゼロとは限りません。

また、据え置き型の宅配ボックスは玄関前に設置することが一般的ですが、スペースが限られている場合は、設置すると出入りの邪魔になってしまうこともあります。さらに、容量も限られているため、大きな荷物や複数の荷物の受け取りには不向きといえるでしょう。

デザイン性の高い商品が少ない点もデメリットとして挙げられます。住宅の外観を重視する方にとっては、据え置き型の宅配ボックスのデザインが合わないと感じるかもしれません。

おすすめ商品例

●折り畳み式宅配ボックス
折り畳み式の据え置き型宅配ボックスは、使用しないときはコンパクトにして収納できます。ワイヤーで宅配ボックスを固定し、南京錠でフタを開けられなくするため、大切な荷物をしっかりと守ってくれます。

●Panasonic(パナソニック)e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)

簡易的なタイプは防犯性や耐久性が心配という方は、接着剤でも固定できるパナソニックの据え置き型宅配ボックスがおすすめです。こちらのイーコンボライトはデジタルキータイプですが、電池式なので配線工事が不要というすぐれもの。

扉カラーも7色から選べ、シンプルでスマートな見た目なので、ご自宅の外観を損なうことなく設置できるでしょう。

戸建て向け本格設置タイプの宅配ボックス(壁掛け・壁埋め込み型/スタンド一体型)

後付けした独立型宅配ボックス

戸建て住宅に後付けできる本格設置タイプの宅配ボックスは、主に「壁掛け・壁埋め込み型」と「独立型」の2種類があり、住宅の壁や地面に直接取り付けます。設置工事が必要ですが、より永続的に利用したい方におすすめです。

メリット

本格設置タイプの宅配ボックスを導入するメリットは、以下の通りです。

・セキュリティ面で安心
・外観と調和しやすい
・耐久性が高い
・容量が大きい
・ポスト一体型のものも選べる

壁や地面に固定されているため、盗難のリスクが低くなります。また、材質も金属製など頑丈なものが多く破壊行為にも強いので、高価な商品を受け取る際も安心です。

また、住宅のデザインに合わせて、さまざまなサイズ・色・素材の宅配ボックスが用意されているのもメリット。埋め込み型であれば、より住宅の外観を損なうことなく設置できます。

本格設置タイプの宅配ボックスは金属製のものが多いため、雨風にさらされても劣化しにくく、長期間の使用にも耐えます。容量が大きいものも用意されており、大きな荷物や複数の荷物の受け取りにも適しています。

宅配ボックスの中にはポスト一体型のものもあるため、郵便と宅配の受け取りを集約し、外観をスッキリさせることも可能です。

デメリット

設置工事が必要なタイプの宅配ボックスには、デメリットもあります。これらのデメリットを把握した上で、導入を検討しましょう。

・導入費用が高価
・設置場所を簡単に変えられない
・埋め込みタイプは修理・交換が大変

頑丈な素材でセキュリティ面もしっかりしているため、本体価格は5~20万円と高くなります。加えて、固定や埋め込み、配線工事などが必要になるため、設置費用も考慮しなくてはなりません。

また、一度固定すると簡単に場所を移動できません。移動させたい場合や新しいものに交換する場合は、取り外しのための工事や、取り外した後の壁や門柱の補修工事が必要になります。

本格設置タイプの宅配ボックスの中でも、埋め込みタイプは特に大掛かりになるため、手軽なリフォームにはやや不向きといえるでしょう。

おすすめ商品例

●Panasonic(パナソニック)e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)

据え置き型でもご紹介したパナソニックのイーコンボライトですが、戸建て住宅の場合、独立型(ポール施工、機能門柱)、埋め込み型(門柱、外壁)としても設置可能です。設置工事は必要ですが、配線工事は不要で、本格設置タイプの宅配ボックスの中でも手軽に導入できます。

戸建て向け後付けタイプの宅配ボックスの選び方

戸建て住宅に本格設置タイプの宅配ボックスを後付けする際、どのようなポイントに気を付けながら選べば良いのか、ご紹介します。

サイズ・容量

段ボール箱を持つ女性

宅配ボックスを選ぶ際には、受け取りたい荷物のサイズと容量を考慮することが重要です。小さすぎる宅配ボックスを選んでしまうと、荷物が入らず再配達になってしまうことがあります。

サイズ感がよく分からないという方は、100サイズ(縦・横・高さの合計が100cm以内)が入る宅配ボックスを選ぶのがおすすめです。食料品や日用品などの荷物の多くが、100サイズまでの段ボールで送られてくるため。それ以上の大型サイズを受け取る機会はそう多くないのです。

また、宅配サービスを頻繁に利用する方は、一度に複数の荷物が届く可能性も考慮しましょう。容量に余裕のある宅配ボックスを選ぶ、あるいは2台設置するなどの対策が必要です。

扉の開き方

宅配ボックスによって、扉を開ける方向が異なります。左右どちらに開けるか選べない場合もあるため、扉の開く方向を考えずに購入すると、設置場所によっては壁や他の障害物に干渉してしまう可能性があります。
購入前に、設置場所の寸法を測り、扉の開き方をシミュレーションしておくと良いでしょう。

設置場所

アプローチ部分に設置された門柱一体型の宅配ボックス

宅配ボックスの設置場所は、玄関回りやアプローチが主な選択肢となるでしょう。しかし、生活動線を考えずに設置すると邪魔になったり、使いにくくなったりする可能性があります。

例えば、玄関ドアのすぐ横は受け取りがスムーズですが、スペースが狭い場合は圧迫感を与えます。アプローチの途中に設置すると大型の宅配ボックスも設置しやすい反面、受け取った荷物を玄関先まで移動させることが必要になります。

設置スペースの有無、使い勝手、スムーズな荷物取り出し、宅配業者からの視認性といったポイントを踏まえ、家族で相談しながら最適な場所を選びましょう。

デザイン

ナチュラルな雰囲気のグリーンのポスト一体型宅配ボックス

宅配ボックスは、素材、色、形状などを考慮し、住宅の雰囲気に合ったものを選びましょう。例えば、モダンな外観にはモノトーンカラーの宅配ボックス、ナチュラルな外観には木目調やアースカラーの宅配ボックスがよく似合います。

宅配ボックスをエクステリアの一部として活用することで、外観のおしゃれさをグレードアップさせられるでしょう。

鍵の種類

戸建て住宅向けの宅配ボックスでは、主にデジタルキー、ダイヤルキー、プッシュキーの3種類の鍵が用いられます。

・デジタルキー

デジタルキータイプの宅配ボックスを操作する配達員

配達員が設定した暗証番号をプッシュし、開錠します。中にはスマートフォンと連携して解錠できるものもあり、セキュリティ性に優れているのが特徴です。
安全かつスムーズな受け取りが可能ですが、価格が高い傾向があり、電池切れのリスクも考慮する必要があります。

・ダイヤルキー

ダイヤルキータイプの宅配ボックス

ダイヤルを回し数字を組み合わせて開錠するタイプです。配達員は投函後につまみを回せば施錠でき、受取人が暗証番号を組み合わせたあとつまみを回せば、開錠できます。
鍵が必要なく直感的に操作できますが、暗証番号を忘れた場合はスペアキーで開錠する必要があります。

・プッシュキー

プッシュキータイプの黒い宅配ボックス

ボタンを押すと施錠でき、荷物を取り出すときは鍵で開けるタイプです。誰でも簡単に扱えるシンプルな構造で、比較的安価な点がメリットです。
ただし、鍵をなくすと開錠できなくなってしまうので、鍵の管理には十分注意が必要です。

機能

宅配ボックスには、印鑑収納やアプリ連携など、さまざまな機能が搭載されています。例えばアプリ連携タイプの場合、スマートフォンに配達完了の通知が届き、宅配ボックスからフリマサイトの発送もできます。

ただし、機能にこだわるほど高額になる傾向にあるため、本当に必要かどうか見極めることも大切です。

価格

宅配ボックスの価格は、種類や機能によって大きく異なります。予算に合わせて最適なものを選びましょう。シンプルなものは3~5万円程度で導入できますが、電気錠やカメラ付きなど、高機能な宅配ボックスは20万円前後と価格が高くなる傾向があります。

どの宅配ボックスを選べばいいか悩む場合は、リフォーム会社に相談してみるのも良いでしょう。

戸建てに宅配ボックスを設置する際の注意点

宅配ボックスの存在を知らせるステッカーを貼った大型宅配ボックス

戸建てに宅配ボックスを後付けする際、覚えておくべき注意点が2つあります。

配送業者への周知

目立つ場所に宅配ボックスが設置されていれば、宅配業者も問題なく投函できます。しかし、目立たない場所に設置していたり、操作が複雑で説明が必要だったりするときは、宅配業者へ直接、宅配ボックスを設置した旨を連絡しておくと安心です。

定期的なメンテナンス

宅配ボックスは基本的に屋外に置きっぱなしになるため、雨風や紫外線により劣化することもあります。また、電子錠タイプは何らかの原因で配線が故障すると、動かなくなることも。
いざというときに困らないよう、定期的に掃除したり、動作確認をしたりするとよいでしょう。

戸建てに宅配ボックスを後付けするなら旭ハウジングへ

リフォーム会社の担当者に相談する夫婦

宅配ボックスを設置すると、受け取り時間の調整や再配達の手間など、荷物に関するストレスがなくなります。ただし、設置した宅配ボックスのサイズによっては受け取れない荷物もあり、すべて非対面で受け取れるわけではないことを知っておきましょう。

宅配ボックスにはさまざまな種類があるため、選び方で迷ったら、リフォーム会社に相談するのもおすすめです。東京・神奈川で戸建て住宅に宅配ボックスを後付けしたい方は、ぜひ旭ハウジングへ一度ご相談ください。

丁寧なヒアリングをもとに、お客様に最適な商品をご提案させていただきます。

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