スタッフブログ
BLOG

スタッフブログ

オーニングを外壁に取り付ける方法を解説!シェードとの違いは?DIYも可能?

オーニングの主な役割は日除けです。室内に熱が流入する主な箇所は、窓などの開口部であるため、オーニングで日差しを遮るのは日除けの有効な手段とされています。

オーニングは外壁に取り付ける必要があるため、今回の記事で取り付け方法を解説します。オーニングとシェードの違いや種類、取り付け時の注意点も紹介していますので、オーニングの取り付けを検討中の方はぜひ参考にしてください。

オーニングとシェードの違い


オーニングとシェードは同じような意味合いで使われることもありますが、実はそれぞれ異なる特徴があります。まずはオーニングとシェードがどんなものなのか、整理しておきましょう。

オーニングとは

オーニングとは布(キャンバス)でできた、可動式の日除けのことを言います。ボックス部分(キャンバスの根元の金具)から伸びたアームによって布を支え、屋根を作ります。後ほどくわしく紹介しますが、屋根を作るタイプだけでなく、すだれのように垂直に下げて使用するスクリーンタイプもあります。

キャンバスは折りたたんだり、巻き取ったりして収納できるため、天候や時間帯によって採光の調整が可能です。電動と手動があり、使わないときや風の強い日は簡単に収納できます。

オーニングは布製のため、紫外線や雨風などで徐々に劣化し、一般的に寿命は10年程度です。もしオーニングが劣化して破れてしまった場合、リフォームで張替えもできます。設置するには基本的に工事が必要になるため、プロに依頼するとよいでしょう。

シェードとは

シェードも布製の日除けのことですが、オーニングよりも簡易的なタイプで、フレームやボックスはありません。四角形や三角形など形にバリエーションがあり、四隅をロープなどで引っ張って固定します。

オーニングよりも布の目が粗いので、太陽の熱は遮りつつも光が柔らかく入ってくるのが特徴です。色柄のバリエーションが豊富で、家の雰囲気や好みに合わせて選べます。

外壁やサッシに簡易的な金具を取り付けたり、ベランダの手すりにロープを括りつけたりすれば設置できるため、基本的に工事はいりません。そのため、オーニングよりも安価に設置ができます。

オーニングの種類一覧

一口にオーニングといっても、大きく分けて4種類あります。ぴったりなオーニングを設置するためにも、違いを知っておきましょう。

壁付けタイプ

壁付けタイプは家庭や店舗など、あらゆる場所で見かけるタイプです。外壁にボックスとアームを取り付け、キャンバスを支えます。

手動または電動でキャンバスを収納できるため、日差しの強さや天候によって出し入れしたいときも簡単です。

日除けや雨除けとして、窓際やバルコニーなどに設置することが多く、住宅だけでなく、店舗の入り口やテラス席にも設けられます。

独立タイプ

画像引用:株式会社タカノ提供 テラス用オーニング「ECO40」

独立タイプとは、フレームでキャンバスを支えるタイプです。壁から離れた場所でも設置できるため、外壁に取り付けられない場合や、庭に日除けを作りたい場合などに適しています。

スクリーンタイプ

画像引用:株式会社タカノ提供 壁付けオーニング「ベレット」

スクリーンタイプは垂直または斜めに張るのが特徴です。商品によってはシェードと同じ意味で用いられることもあります。

支えるためのアームはなく、下端についている金具をベランダの手すりやウッドデッキに固定して使用します。ロールスクリーンのように少し引っ張れば、自動的に巻き取れるものが多くなっています。

スライドタイプ

スライドタイプは独立タイプの一種です。大型のものが多く、商業施設や屋外のバーベキュー会場などで設置されています。

一般住宅でも設置可能ですが、庭や大型のウッドデッキなど、広い部分に適しています。

オーニングを外壁に取り付ける方法

オーニングを外壁に取り付ける方法を、種類別に紹介します。

壁付け/スクリーンタイプ

壁付けやスクリーンタイプは、まず外壁にブラケットを固定します。その際、外壁の内側にある下地(柱)に取り付けることで強度を確保するため、設置場所に柱がない場合はベースプレート(補強部材)が必要です。

ブラケットにオーニング本体を設置し、アームを設置してからカバーを取り付ければ施工が完了します。

独立タイプ/スライドタイプ

独立タイプやスライドタイプは、フレームを地面に固定します。ただフレームを置くだけでは強度が不足するため、フレームの足元をアンカーボルトなどでしっかりと固定しなければなりません。

設置場所に配管や木の根などがある場合は工事が大掛かりとなるため、簡易的なつっぱりタイプを利用するのもひとつの手段でしょう。

金具を設置できないタイプの外壁や、シャッターや雨どいがオーニングに干渉する場合、独立やスライドタイプが適しています。ただし、1階部分でないと設置は不可能です。

オーニングを外壁に取り付ける際の注意点

オーニングを外壁に取り付ける際には、いくつか覚えておきたい注意点があります。設置後の後悔をなくすためにも、ぜひ確認しておきましょう。

建物の躯体により費用が増える

建物の種類により、施工費用が増える可能性があります。ツーバイフォー工法やALCパネルを使用した鉄骨造の場合、外壁に直接取り付けられません。

耐力壁と床版で躯体を支えるツーバイフォー工法は、強度が十分でないため、オーニング用の下地を取り付ける必要があります。ALCパネル(軽量のコンクリートパネル)を多く使用している鉄骨造は、直接ALCパネルにブラケットを取り付けると、強度不足のため破損する恐れがあります。

もしALCパネルに取り付ける場合は一度外壁に切り欠きを作り、壁内の鉄骨下地にブラケット用の下地金物を溶接する必要があるなど、大掛かりな工事となるため、費用負担が増えてしまうのです。壁付けタイプにこだわらないのであれば、独立タイプも検討するなど別の手段を考えた方がよいでしょう。

住宅メーカーの保証対象外となることも

外壁にブラケットを取り付けることで、住宅メーカーの保証対象外となる恐れがあります。施工前に必ず保証書を確認するか、住宅メーカーに問い合わせて、保証の有無を調べておきましょう。

DIYでの取り付けはおすすめできない

前述した通り、取り付けにあたっては、下地となる柱の位置や外壁の種類を確認する必要があります。自力で柱の位置や外壁への取り付けの可否を調べるのは難しいため、DIYで設置することはおすすめできません。

また、オーニングはある程度風が吹いても耐えられるようにしっかりと設置する必要があります。知識のない人が取り付けると倒れたり、躯体が破損したりする可能性もあります。ケガや修復工事のリスクを考えると、オーニング設置はプロに依頼したほうがよいでしょう。

外壁にオーニングを取り付けるなら旭ハウジングへ

外壁にオーニングを取り付けることで、窓から差し込む日差しを遮り、室温上昇を抑えられます。また、暑くなってくるとエアコンの電気代もかさみますが、オーニングで遮熱することで電気代の節約にもなります。節約しながらも快適に生活したいという方にもオーニングの設置はおすすめです。

先ほども触れたように、専門知識を持たない人がオーニングの取り付けをしようとすると、思わぬケガや建物の破損につながる恐れがあるため、オーニングの設置はプロに依頼しましょう。東京や神奈川でオーニングの設置をお考えの方は、ぜひ旭ハウジングへお任せください。

外壁の種類や環境に合わせて、お住まいに最適なオーニングをご提案いたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。

▼資料請求やお問合せはこちら▼
https://www.asahi-h.co.jp/contact