スタッフブログ
キッチン収納のお悩みをリフォームで解決!費用相場や事例も紹介
キッチンは食材、調味料、調理家電、食器など、物が多い場所です。キッチンに収納が少ない、あるいは適した収納場所がないと、キッチン周辺に物があふれて、雑然とした印象になりがち。毎日使う場所だからこそ、スッキリと片付いた気持ちのいいキッチンにしたいものですね。
もしキッチンの収納でお悩みがあれば、リフォームという解決手段があります。今回はリフォームで作れるキッチン収納の場所と、費用相場を解説し、事例やリフォームを成功させるポイントも紹介します。
リフォームできるキッチン収納の場所と費用相場
リフォームでキッチン収納を増設できる場所は、主に以下の5種類です。
・背面収納
・パントリー
・吊戸棚
・床下収納
・キッチン収納
それぞれの収納場所の特徴を知っておくことで、自宅のキッチン収納リフォームが成功しやすくなります。また、増設するための費用相場も紹介しますので、ぜひリフォームの際の参考にしてください。
背面収納(カップボード)【既製品:15万円~/造作:20万円~】
壁面収納はその名の通り、壁に沿って収納を設けるタイプです。カウンター、カップボード、カウンターとカップボードを組み合わせたユニットタイプなど、いくつか種類があります。収納する物の量によって、自由に選べるのが特徴です。
キッチン本体のリフォームと合わせて、キッチンメーカーが取り扱う背面収納を選ぶこともできます。キッチンの雰囲気を統一できますが、費用が高額になりやすい点には注意が必要です。
費用を抑えたいのであれば、ホームセンターや家具屋で販売している背面収納を選ぶのもよいでしょう。オリジナルの背面収納を作りたい場合や、インテリアにこだわりたい場合は、造作という手段もあります。
パントリー【5万円~】
パントリーとは食品庫のことを指します。壁に棚を設置する簡易的な壁面収納タイプと、部屋状のウォークイン/ウォークスルータイプがあります。
壁付けタイプは費用も安く、手軽に収納力をアップさせたい場合におすすめです。パントリーの中を見せたくない場合は、扉を付けるのもよいでしょう。
ウォークイン/ウォークスルータイプは1~2帖の小さな部屋を作るため、ストック品や調理家電を収めるのはもちろん、冷蔵庫などの大型家電も収納できます。生活感が出やすいキッチン用品のほとんどを収納できることから、いつもキッチンをスッキリさせたい方にもおすすめです。
吊戸棚【6万円~】
吊戸棚はキッチン上部のデッドスペースを活かせる便利な収納方法です。昇降なしのスタンダードタイプ、棚を手動で下せる手動昇降タイプ、棚が自動で下りる電動昇降タイプの3種類から選択できます。
また、吊戸棚の高さによりショート・ミドル・ロングタイプに分けられます。ロングタイプは手が届きやすいのですが、圧迫感が気になるという場合は、ショートやミドルの昇降ありのタイプを選ぶのもよいでしょう。
床下収納【10万円~】
床下は点検時以外使用されない場所ですが、収納としてリフォームするとデッドスペースを有効活用できます。種類としては、フタが外せるタイプと扉状のタイプ、1つの扉に対し2~3つの収納部分をスライドして利用できるタイプがあります。
床下収納は、使用頻度の低いキッチン用品や備蓄品を収納するのに適していますが、湿度が高いので生鮮品など傷みやすいものは収納できません。また、深さがあるタイプの収納のため、よく考えて入れないと下に入れた物が取り出しにくくなったり、存在を忘れたりすることもあります。
キッチン本体【50万円~】
キッチン本体を収納力の高いものに交換するのもひとつの方法です。ひと昔前のキッチンの収納は扉タイプが主流でしたが、現代のキッチンは物が出し入れしやすく、高さも有効活用できる引き出しタイプが主に採用されています。
もしキッチン本体が古いのであれば、あちこちにキッチンの収納を作るよりも、まずはキッチン本体を交換し、収納力をアップさせるのもひとつの方法でしょう。
キッチン収納リフォームを伴う事例
ここからはリフォーム時にキッチン収納を合わせて見直した事例を、3つ紹介します。
壁付けキッチン+吊戸棚+背面収納でたっぷり収納を確保
<before> | <after> |
こちらはマンションのキッチンリフォームの事例です。元のキッチンの収納はキッチン本体と吊戸棚のほか、背面に市販の食器棚を置いていました。吊戸棚はレンジフードと同じ高さにあり、やや使いにくい印象を受けます。
リフォーム後は手の届きやすい位置に新しい吊戸棚を設置し、背面にはキッチンと同シリーズのキャビネット収納も増設することで、キッチン用品がたっぷり収納できるようになりました。通路幅も広くなり、作業しやすいキッチンへと生まれ変わりました。
アイランドキッチン+背面収納で使い勝手のよいキッチンへ
<before> | <after> |
リフォーム前のキッチンは壁付けタイプで、キッチン本体の収納と吊戸棚と食器棚が主な収納場所でした。食器棚までの距離がやや遠く、すぐに食器を出しにくい配置です。
リフォーム後は壁付けキッチンをアイランドキッチンに変更し、背面に食器棚として使える壁面収納と家電品を置けるキャビネット、吊戸棚を設けています。壁面収納と吊戸棚にたっぷり物を収納できるため、アイランドキッチンが散らかりにくくなるのもポイントです。料理しながらすぐにお皿が取り出せるため、作業効率アップも期待できます。
▼詳しくはこちら▼
いろりダイニングのオシャレで快適なLDK
L型キッチンに背面収納+吊戸棚で収納力アップ
<before> | <after> |
リフォーム前後でキッチンの配置は大きく変わっていませんが、L型キッチンと背面収納、前後2箇所の吊戸棚により、収納力と機能性が大きくアップしました。
また、キッチンリフォームに伴い、冷蔵庫の位置を変更することで、ワークトライアングル(コンロ・シンク・冷蔵庫を結ぶ三角形の動線)が結びやすくなったのもポイントです。
▼詳しくはこちら▼
明るく開放的な住まい、を実現したリフォーム
キッチン収納リフォームを成功させるポイント
キッチンの収納をリフォームし、使い勝手をよくするにはポイントがあります。ここではリフォームを依頼する前に、知っておきたいポイントを整理しておきましょう。
何を収納するのか考える
キッチン収納のリフォームは、物の置き場所を見直すよいタイミングです。リフォーム前に、何をどこにどれくらいの量を収納したいのかを考えるとよいでしょう。
例えば水やお米などの大きくてかさばるストック品をたくさん収納したいのに、背面収納を増設したところで、あまり多くを収納できません。このように、収納したい物と量、リフォームする収納場所がマッチしないと、いざリフォームしても使い勝手が悪く感じることもあります。
物の出し入れのしやすさを考える
ウォークインタイプのパントリーのような、奥行きのある収納を設ける場合、物の出し入れのしやすさを考慮しましょう。奥行きがあれば、その分収納できる物の量は増えますが、奥に詰めた物が取り出しにくかったり、何を入れたか分からなくなったりする可能性があります。
パントリーのような棚に物を置くタイプの収納は、奥行き30~45cmが使いやすいと言われています。
背面収納はキッチン本体との距離を考える
背面収納を新設するとキッチン本体との距離が近くなり、通路が狭くなることもあります。一般的にキッチンの通路幅は、80~140cmが理想的と言われており、これ以下の幅になると、人とすれ違うのが難しくなったり、引き出しを開けにくくなったりします。
リフォーム前に背面収納からキッチン本体までの距離を考え、理想的な通路幅が確保できるかどうか、検討してみましょう。適正な距離が確保できるか不安な場合は、リフォーム会社にアドバイスをもらうと安心です。
吊戸棚は手の届く高さに設置
吊戸棚はデッドスペースになりやすいキッチンの上部の空間を活用できる収納ですが、高すぎると手が届かず、物の出し入れがしにくくなります。そのため、昇降なしのタイプの場合、使う人の目の高さから10~15cm下を吊戸棚の下端にすると、使いやすくなると言われています。
とはいえ、頭で考えるよりも実際に見て触れるほうがイメージしやすいはずなので、リフォーム前にショールームなどを訪れるとよいでしょう。
パントリーの扉の種類を考える
パントリーに扉を付ける場合、開き戸だと設置場所によっては周囲の家具やキッチン本体に干渉してしまい、扉が開けにくくなる可能性があります。引き戸だと開閉スペースを考える必要がないため、扉を付けるなら引き戸がおすすめです。
もし予算的に引き戸が難しい場合、ロールスクリーンや突っ張り棒でカーテンを付けるといった方法もあります。
使い勝手のよいキッチン収納リフォームは旭ハウジングへ
リフォームで増設できるキッチン収納は5種類あり、それぞれ適した収納物が異なります。リフォーム前にまずは何をどれくらい収納したいのかプランを練ることが、リフォーム成功の鍵です。
「自分の家にはどんなキッチン収納が合うのか分からない」「スペースに合わせた収納を選びたい」といったお悩みやご希望があれば、ぜひ旭ハウジングへご相談ください。お客様のお悩みをヒアリングしながら、最適な収納をご提案させていただきます。
▼資料請求やお問合せはこちら▼
https://www.asahi-h.co.jp/contact