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【マンション】和室から洋室へのリフォームにかかる費用相場は?施工前に知っておきたいポイントも解説
マンションに和室があると、ちょっと横になりたいときや、客室として利用できるなど何かと便利です。しかしその反面、和室はお手入れが大変、バリアフリーと相性がよくないといったデメリットがあることも事実です。
和室を洋室へとリフォームしたいと思ったら、まずは情報収集からはじめてみましょう。今回は和室を洋室にリフォームする際に知っておきたい、メリットや費用相場、注意点などを紹介します。
和室から洋室へとリフォームするメリット
和室を洋室にリフォームすることで、生活スタイルにさまざまな変化が生まれます。ここでは、和室から洋室にするメリットについて解説していきます。
LDKなどほかの部屋と統一感が出る
例えば、リビングダイニングが洋風の明るいナチュラルテイストで統一されているのに、畳や障子のある和室だけが雰囲気が異なり、空間全体の統一感が損なわれているといったことがあります。
洋室にリフォームすることで、より一体感のあるリビング空間を実現できます。
洋風の家具がなじみやすい
洋室にリフォームすれば、ソファやテーブルなど洋風の家具を置く際に違和感なく部屋に馴染ませることができ、より快適な空間を作ることができます。
和室では、家具の配置やサイズに制限がある場合がありますが、洋室にすることで、家具選びの自由度が高くなります。
バリアフリー化できる
和室は畳や段差があるため、高齢者や車椅子の方にとって移動が困難な場合があります。
洋室にリフォームする際に、段差をなくしたり床をフラットにしたりすることで、バリアフリーが実現でき、誰もが快適に過ごせる空間になります。
畳の交換の手間がなくなる
畳は、裏返し・表替え・新調といった定期的なメンテナンスが必要となるため、その費用や手間がかかります。洋室にリフォームする際に、床材に耐久性のあるフローリングなどを採用すれば、頻繫にメンテナンスをする必要がなくなり、維持管理が楽になります。
掃除が簡単になる
畳はホコリが溜まりやすく、障子やふすまは破れやすいため、良好な状態を維持するには日ごろのお手入れや掃除が大切になります。洋室にリフォームすることで、フローリングや壁紙など掃除やお手入れのしやすい素材を採用できるため、日々の掃除の負担を軽減できます。
快適な生活空間を実現しやすい点も洋室リフォームのメリットです。
和室から洋室へとリフォームする方法と費用相場
和室を洋室にリフォームする方法はいくつかあり、費用相場はリフォームの内容によって異なります。 主なリフォーム方法と費用相場は以下の通りです。
それぞれのリフォーム方法と、詳しい費用相場の内訳を見ていきましょう。
畳からフローリングにリフォーム|20~60万円
和室の床をフローリングに張り替えることは、和室を洋室にリフォームする際の基本となります。フローリングは、畳よりもモダンでスタイリッシュな印象を与えるため、和室を現代的な空間にしたい場合に最適なリフォームです。
8帖の畳をフローリングに張り替える場合、費用は一般的に20万円~60万円程度が相場となります。なお、費用に開きがあるのは、フローリング材の価格が大きく影響しているから。フローリング材には、木材の種類や加工方法によって、それぞれ価格が異なります。
ふすまからドアにリフォーム|10~20万円
和室のふすまをドアに変えることで、部屋の雰囲気が大きく変わります。ふすまは和室らしさを演出してくれる建具ですが、洋室のテイストにはなじまないため、洋室リフォームするならドアに交換したほうがよいでしょう。
ふすまをドアに変えるリフォームは、和室を洋室にするリフォームの中でも比較的費用が抑えられます。 費用は選ぶドアの素材や工事内容によって異なり、10万円~20万円程度が相場です。
表にまとめたように、開き戸、引き戸、折れ戸などがあります。 部屋の広さや用途に合わせて、適切なドアを選びましょう。
ふすまをドアに変える際、壁の一部を壊す必要がある場合があり、解体費用や廃材処理費用が別途発生する可能性があります。 リフォーム会社に現地調査を依頼し、見積もりを取る際には、これら追加費用の有無も必ず確認しましょう。
押入れをクローゼットに変える|2~50万円
和室には収納スペースとして押入れが設置されていることが多いですが、奥行きがあるため使いにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。押入れをクローゼットにリフォームすると、洋服をハンガーにかけたまま収納できるようになり、出し入れも簡単。使い勝手が大きく向上します。
押入れをクローゼットに変えるリフォームは、棚やハンガーパイプを設置するだけの簡易的なものなら、2~10万円程度と費用を抑えられます。ふすまや鴨居などを撤去し、新たに棚・ハンガーパイプ・扉を設置するなど、一般的なクローゼットへのリフォームの場合は8~25万円程度が必要になります。
押入れをウォークインクローゼットにする際は間取り変更を伴うため、より多くの費用がかかります。広さや内装の仕上げ方によって費用は大きく変わるため、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
壁や天井の内装をリフォームする|10~30万円
砂壁や土壁などの壁材は、和室ならではの落ち着いた雰囲気を醸し出す一方、経年劣化によるひび割れや剥がれが生じやすいという側面も持ち合わせています。そこで、和室から洋室へのリフォームでは、これらの壁材を現代の住宅に合う壁紙(クロス)に貼り替えることが一般的です。
壁紙(クロス)は、デザインやカラーバリエーションが豊富なので、自分の好みの雰囲気に合わせて自由に選択することができます。
天井に関しては、和室によく見られる木を組んで仕上げた目透かし天井は、洋室には不向きです。 そのため、天井も壁紙(クロス)に貼り替えるか、ほかの天井材に張り替える方法が考えられます。
和室の壁や天井の内装をリフォームする場合の費用は、6~8帖間の広さであれば、およそ10~30万円程度が目安です。 費用は、使用する壁紙(クロス)の種類や施工面積、既存の壁材の撤去費用などによって変動します。
マンションにおける和室から洋室へのリフォームで知っておきたい注意点
マンションで和室を洋室にリフォームする場合、戸建て住宅の場合と異なり注意すべき点がいくつかあります。マンションならではの注意点を押さえておきましょう。
管理規約を確認する
マンションで和室から洋室へのリフォームを検討する際には、まず管理規約の確認が必須です。マンションは集合住宅のため、他の居住者に迷惑がかかるようなリフォームや、建物の構造に関わるようなリフォームは制限されている場合があります。
和室から洋室へのリフォームでは、防音対策の面から床材の種類や遮音等級などが指定されていることがあります。リフォーム工事を行う際には、管理組合に事前に確認しましょう。また、許可や届出が必要な場合があるため、必要な手続きや書類、提出期限なども合わせて確認しておきましょう。
他の箇所も同時にリフォームするなら仮住まいが必要
一般的に限られた部分のみを工事する場合は、住みながらのリフォームが可能です。しかし、LDK全体や水回り一式を同時にリフォームするなど、大掛かりな内容になる場合は仮住まいが必要になることがあります。
また、住みながらリフォームできる場合であっても、生活に必要な水回りが使えない場合や、埃や騒音が気になるとき、複数の業者が出入りするストレスを感じる場合は、仮住まいを検討するのもよいかもしれません。仮住まいが必要かどうか気になる場合は、着工前にリフォーム会社に相談してみましょう。
クッションフロアは防音対策が必要
マンションで和室を洋室にリフォームする際、床材にクッションフロアを選ぶケースも少なくありません。クッションフロアは、柔らかな素材で足あたりが良く、水にも強いため、和室だけでなく、リビングやダイニングなどにも広く使用されています。
しかし、クッションフロアは、フローリングに比べて音が響きやすいという側面があるため、マンションのような集合住宅では、階下への騒音に配慮する必要があります。子どもが走り回る音や物を落とす音などは、階下に伝わりやすいため、以下のような防音対策を施しましょう。
防音対策をしっかり行うことで、階下への騒音を気にせず、快適な洋室を作ることができます。
LDKと隣接する場合はインテリアのテイストを考える
和室を洋室にリフォームする際、LDKと隣接している場合は、インテリアテイストを統一することが重要になります。 例えば、LDKがモダンな雰囲気であれば、洋室も同様のインテリアにすることで、空間全体に一体感が生まれます。
もしLDKがナチュラルテイストであれば、洋室もフローリングの色味や建具のデザインを同じテイストのもので合わせることで、調和のとれた空間になるでしょう 。
ただし、全く同じテイストで統一する必要はありません。 例えば、LDKのアクセントカラーを洋室のカーテンやラグに取り入れる、といったように、部分的に関連性を持たせることで、空間にリズムが生まれます。
LDKと洋室のテイストを上手に調和させることで、より快適でおしゃれな住空間を実現できます。
マンションにおける和室から洋室リフォームでのおすすめ商品
マンションの和室から洋室へのリフォームで、おすすめできる商品やアイデアを紹介します。
【フローリング】防音性◎「Panasonic ベリティスフロアー ダブルコート」
Panasonicの「ベリティスフロアー ダブルコート 直貼タイプ45」は、木のぬくもりに美しい木目、さらにLL-45の高い防音性能を兼ね備えた床材です。傷に強く、お手入れはから拭きのみでOKという特徴があります。耐熱タイプであれば、床暖房の仕上げ材としても使用可能です。
【フローリング】転倒時も安心「Cloud stage」
バリアフリーリフォームもかねて、和室を洋室に変えるのであれば、転倒時も安心な床材を選んでみましょう。Panasonicの「衝撃吸収フロアー クラウドステージ」はフローリングに近い歩行感でありながら、衝撃の吸収性能はフローリングの約2倍と、転倒時も安心です。
【間仕切り】ロールカーテンでスペースを有効活用
和室から洋室にリフォームし、LDKとつなげるケースもあるでしょう。その際、間仕切り壁やドアを設けず、ロールカーテンで必要なときだけ空間を仕切るという方法もあります。 普段はロールカーテンを収納しておけば、開放感のあるLDKになり、来客時など仕切りたいときだけロールカーテンを下ろせば個室へと早変わりします。
マンションを和室から洋室へリフォームするなら旭ハウジングへ
マンションの和室はあれば落ち着く反面、バリアフリーとは相性が悪い、掃除が大変といったデメリットもあります。洋室へとリフォームすることで、これらの問題を解決でき、暮らしがより快適になるでしょう。
ただし、マンションの和室を洋室へとリフォームする場合、まずは管理規約をよく確認し、工事の可否を判断する必要があります。希望するリフォームが可能かどうかは素人では判断しづらいため、まずはリフォーム会社に相談することをおすすめします。
東京・神奈川でマンションの和室を洋室化するリフォームを検討中であれば、ぜひ旭ハウジングへご相談ください。豊富な施工経験から、お客様にピッタリのプランをご提案いたします。
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